任意売却横浜、コンサルタントの丸山です。
今回は、ご高齢の方が「共有」で所有している
ご自宅の売却のご相談のお話です。
鎌倉市のお住まいの金田さん(65歳男性:仮名)は
住宅ローンの滞納で、債権者である金融機関から
競売申し立て寸前でした。
しかし、売却すれば住宅ローンを完済できることもあり、
気持ち的には余裕のあるご相談でした。
金田さんが
「数ヶ月前から地元の不動産屋に頼んでいるのですが、
なかなか売れないし、競売申立となると不安になりまして。」
ということで、私ども任意売却横浜へ
相談へいらっしゃいました。
早速、任意売却相談室で詳細を確認してみると、
共有者である奥様の意思能力に
問題があることが発覚したのです。
以前より認知症を患っているようで、実は日常会話も
ままならない状態だったのです。
その状態ですと、只の売却でも任意売却でも、
後見人(いわゆる代理人)が必要なのです。
不動産の事となると、家族だからといっても
なんでも代理はできず、手続きが必要になります。
しかも後見人の手続きは、家庭裁判所に申し立てをして
約4ヶ月近くの時間がかかる事も・・・
その点を知らず、慌てた金田さんでしたが、
奥様のご親族の方も交えてお話しをし、
なんとか無事に後見人を選定し、
自宅の売却が無事に終了したのでした。
この事に気づかず競売にでも突入していたら、、、
競売を回避することは難しかったと思います。
皆さまも共有者(ご家族)の状態について
不安があるようでしたら、お気軽にご相談を。