任意売却横浜、コンサルタントの丸山です。
このところ気温が上がったり下がったり、
皆さまも体調管理にお気を付けください。
今日は先日売却が終えた方のお話をしたいと思います。
神奈川県藤沢市にお住まいの、
長澤さん(仮名:61歳男性)はご家族と
藤沢市内のマンションにお住まいでした。
かねてより大手印刷関係の商社に勤めており、
勤続年数も長く、かなり年収もありました。
10年前に結婚のお相手が見つかり、
一緒に暮らす事になりました。
お二人は賃貸マンションで暮らしていたので、
ご結婚時に思い切ってマンションを購入されたとのこと。
購入時は、独身時代も長く預貯金も沢山あったので、
4割を現金で、6割をローンで購入しました。
結婚後にご出産。歳をとってからのお子さんですが、
とても可愛い娘さんと仲良く暮らしていました。
しかし、印刷業界がかなり傾きはじめ、
長澤さんの会社もその影響を受け、
数年前に会社全体で大幅なリストラが始まりました。
「この会社も業界もピンチだ、辞めるなら今しか無い。」
長澤さんはリストラ前の自主退職というかたちで仕事を辞め、
別の会社をいくつか渡り歩き仕事をしていました。
仕事を転々としてしまい、収入もかなり少なくなりましたが、
なんとかなると思い、稲田さんも家族も生活水準を
特に下げることはしませんでした。
そうこうしているうちに貯金も底をつき、
生活するのがやっとの状態まで追い込まれ、
住宅ローンの支払いが厳しくなりました。
とりあえずの対策として、カード会社から借り入れをして
凌いでいましたが、住宅ローンの支払いはやはり厳しい状況。
それでも困ったらキャッシング、と借金を増やしてしまいました。
気づくと複数の消費者金融に多額の借金が。
最終的には借入枠がなくなり、
住宅ローンまで支払いができなくなったのです。
どうしてよいかわからないまま、競売の申し立てを受け、
任意売却横浜へ相談に来られました。
残ったローンの額はそこまで大きくなかったのですが、
競売になれば債務は残ってしまう状態です。
さらに税金や他金融機関からの差し押さえも入っていたため、
交渉相手はとても多く、困難を極める状況。
時間が限られているため、長澤さんとも
密な連絡のやりとりが続きました。
そしてなんとか購入希望者がみつかり、債務もほぼ精算し、
競売を避けることもできました。
お金を借りての解決は一時的なものでしかありません。
不用意な借り入れは破綻の元です。
皆さんもお気を付けください。