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ケース その1

競売開始の通知が来た

競売開始の通知が来た

 

相談者 稲垣敏郎さん68歳 独身
お住まい 横浜市旭区在住
お仕事 年金受給
返済状況 平成元年に4000万円で一戸建購入
残債務1100万
月々の返済15万円
希望 競売を避けて引っ越し代がほしい

経緯

定年退職を迎え、ごくわずかな年金生活をしていました。
退職金はありましたが、7年前に離婚した元妻の浪費癖(ギャンブル)によってほとんど残らず、気づけばその日暮らしの生活でした。

それでも住宅ローンがまだまだ残っていて、支払いも月15万円という巨額。サラリーマン時代はそこそこ収入もあり子供も居なかったので、生活に無理はなかったのですが、今現在もらえる年金も多くはありません。家も古くなり修繕しなくてはいけなくて、つい消費者金融で借り入れして修繕をしたのですが、、、それが間違いでした。

消費者金融の金利も高く、ローンと合わせて月々20万円近くの返済になってしまったうえ、友達が事故で入院し、手持ちが無いというのでお金を貸したりしているうちに、自分も詰まってきて、、、。
遅れ遅れでも払っていたのですが、滞納の期間も一か月が二か月になり、どんどん滞納していくうちに、それが普通になってしまい、気づけば六か月を超えていました。そうこうしているうちに競売の申し立ての通知が来たのです!

担当相談員談

稲垣さんはバブル真っ只中に家を買ってしまい、今の相場で売るにも残債務まで足りない査定でした。

売るにも売れず、支払うにも払えず。そこで無理をして払っていたのですが、無理している自分に気づかず、最悪のケースの一歩手前まできてしまったのです。

解決へ

競売開始の通知を受けてはいますが、裁判所の執行官の調査もこれから、という段階だったので
比較的に時間はありました。

とはいえゆっくりはしてられません。相談、依頼を受け早速自宅の査定と債権者である金融機関との折衝をしました。
相場は800万円そこそこの査定結果でした。購入時の新築価格4000万円とのことですが、まわりの新築は建売のもので2880万円。新築がそこまで安いといくら程度のよい中古でも新築より安くなってしまう、それが不動産相場です。
それでも任意売却横浜のネットワークを駆使し、なんとか900万円での購入者をみつけ金融機関の了承も得、旭区役所の差押えも入っていましたが、売却金額の中からの配分で差押えの解除もできました。
税金の滞納も解消し、引っ越し代を得て稲垣さんの自宅は競売から守られました。
買い手の方も協力的で、引っ越しについても時間を頂き、稲垣さんはゆとりをもって引っ越しができました。
さて肝心の残債務についてですが、延滞金等入れると350万円近くの残債務でしたが、金融機関との話し合いの末、月々2万円での返済計画で合意し、返済を続けているとの事。

稲垣さんの新生活状況は
賃料 6万円
月々の返済2万円
となり、毎月15万円払っているよりぐっと楽になりました。

68歳ということで賃貸を探すにも不安を感じていらっしゃいましたが、任意売却横浜では賃貸のあっせんも行っておりますので、新しい自宅探しもお手伝いできます。
ご安心ください。
「賃貸になり、部屋はせまくなりましたが、一戸建をひとりで掃除も大変でしたので、今の方がとても気楽です。
有難うございました。」